一年ほど前のことです。ある住宅で住人の方が亡くなり、そのご遺体が半年後に発見されるという痛ましい出来事がありました。ご兄弟の一人は遠方に、もう一人は同じ町にお住まいでしたが、普段から頻繁に行き来があったわけではなく、発見が遅れてしまったことをご家族は深く悔やんでいらっしゃると伺いました。
この出来事は、独居世帯における孤独死という社会問題を浮き彫りにしています。お一人で住んでいる方の場合、何らかの理由で社会から孤立してしまうと、万が一の事態が起きても発見が遅れる可能性があります。これはご本人の尊厳に関わるだけでなく、ご遺族にとっても深い悲しみと後悔を残します。
また、もしその住宅が空き家となった場合、放置すると建物の老朽化による倒壊の危険、不法侵入や犯罪の温床となる可能性、景観の悪化、そして固定資産税などの金銭的な負担増大といった、さまざまなリスクを伴います。
大切なご家族のためにも、ご自身の資産のためにも、空き家を「負」の遺産にしないための対策を考えることが重要です。いま一度、ご自身の不動産の将来について考えてみませんか。
宅建士 松井勇樹
